車いす、その他の移動補助器具と医療機器 | フィンエアー

車いす、その他の移動補助器具と医療機器

移動補助器具2台および必要な医療機器は、追加料金なしで機内にお持ち込みいただけます。歩行器やシャワーチェアなどの車いすその他の移動補助器具は、航空機の貨物室にてお預かりいたします。また、特定の医療機器や移動補助器具も客室内にお持ち込みいただけます。

移動補助器具医療機器の携行手順やお役立ち情報は、以下に記載しています。
 

車いすその他の移動補助器具

ご旅行の前に

電動車いすおよび手動車いす、その他の移動補助器具は、機内にお持ち込みいただけます。これらの器具は、ご搭乗全体を通じ慎重に取り扱われます。

機内に車いすその他の移動補助器具をお持ち込みいただく場合は、出発時刻の48時間前までにその旨をお知らせください。また、介助サービスが必要な場合もお知らせください。車いすその他の移動補助器具に関するご連絡は、スペシャルアシスタンスフォームまたはカスタマーケアで承ります。リクエストのステータスは、予約の管理から追跡できます。

航空機の貨物室でお預かりできる車いすと移動補助器具のサイズ上限

貨物室でお預かりできる車いすや移動補助器具のサイズは、航空機種によって異なります。ご搭乗便の機種については、フライトご予約時、または後ほど予約の管理、フィンエアーのモバイルアプリからご確認いただけます。さらに、貨物室でお預かりして輸送する大型移動補助器具(電動車いすなど)の総数は、ご搭乗便のスペースに応じて制限される場合がございます。

航空機種エアバス A319/A320/A321エアバス A330/A350ATR 72(ノーラ航空)エンブラエル190(ノーラ航空)
最大サイズ* 
(長さ×幅×高さ)
130 x 130 x 100cm 
(51 x 51 x 39インチ)
135 x 135 x 150cm 
(53 x 53 x 59インチ)
150 x 50 x 143cm 
(59 x 19.5 x 56インチ)
140 x 70 x 71cm 
(55 x 27.5 x 27.9インチ)
最大重量300kg 
(661ポンド)
300kg 
(661ポンド)
200kg 
(440ポンド)
200kg 
(440ポンド)
貨物室ドアの寸法**
(幅×高さ)
182 x 124cm 
(71.5 x 48.5インチ)
A330機:270×170cm 
(106 x 66.5インチ)

A350機:291×176cm 
(114.5 x 69インチ)
129 x 150cm 
(50.5 x 59インチ)
110 x 90cm 
(43 x 35インチ)

*最大寸法は、貨物室収納スペースの最大寸法を示しています。

**貨物室ドアの寸法は、標準的な電動車いすその他の大型移動補助器具の搭載に適した通常の寸法を示しています。移動補助器具の最大寸法は、貨物室の保管スペースのサイズ制限により、貨物室ドアの寸法よりも小さくなる点にご注意願います。

電動車いす、移動補助器具および付属バッテリーの準備

電動車いすまたはスクーターを携行するお客様は、ユーザーマニュアルをお持ちいただき、適切な器具の取り扱いをお願いいたします。また、ご搭乗の準備に必要なツールがある場合には、それらも忘れずにご持参ください。空港には、ご利用になれるツールは用意されておりません。

ご搭乗中、移動補助器具から簡単に着脱できる部品は、すべて取り外し機内持込手荷物に入れてお持ちいただくか、その器具にしっかり固定してください

車いすや移動補助器具に装備された着脱式バッテリーについては、ご搭乗中は取り外すようお願いいたします。リチウム電池の持ち運びには、特定の制限がございます。取り外したバッテリーは、300ワット時以下でなければなりません。また、バッテリーが2個の場合は、バッテリー1個あたりの電力は160ワット時以下でなければなりません。詳しくは、スペシャルアシスタンスフォームからお問い合わせください。

車いすや移動補助器具について事前にお知らせいただく情報

お持ちの車いすや移動補助器具については、以下の情報をお知らせいただく必要があります。予めご準備をお願いいたします。

  • 車いすは電動ですか、それとも手動ですか?
  • 折りたたみ式ですか?
  • 折りたたんだ際の寸法と重量は?
  • 電動車いすの場合:乾式バッテリーですか、それとも湿式バッテリーですか? バッテリーの取り外し方法は?
  • お一人でご旅行ですか、それとも介添えの方とご一緒ですか?
  • 空港でチェックインから出発ゲートまで移動する際、サポートは必要ですか?
  • 車いすから座席へ移動する際に介助サービスは必要ですか?
  • 階段の昇り降りにサポートは必要ですか?
  • 付属の医療救護製品はお持ちですか?

空港で

全ての空港で、チェックインからご搭乗までの間、車いすをご利用いただけます。

ほとんどの空港で、出発ゲートまで、ご自分の車いすまたは歩行器をご利用いただけます。または、チェックインカウンターで移動補助器具をお預けいただき、空港備え付けの車いすを使用することもできます。

電動車いすやスクーターは、チェックインカウンターでお預けいただくことをお勧めしています。そうすることで、器具の準備および航空機の貨物室への積み込みが一層スムーズになります。

空港での介助サービスをご希望ですか? 詳しい介助サービス内容はこちらからご確認ください

フライト中

客室内における移動補助器具およびそのサイズ上限

つえやクラッチづえ、折りたたみ式手動車いすなどの移動補助器具は、航空券に含まれる機内持込手荷物許容量とは別に、機内にお持ち込みいただけます。これは必要な移動補助器具のみを対象とした特別許容量であり、追加手荷物の対象外です。

客室内に持ち込める移動補助器具のサイズ上限は、55×40×23cm(長さ×幅×高さ)、重量上限は12kgです。移動補助器具がサイズ/重量上限を超える場合や客室の収納スペースが満杯の場合には、追加料金なしで航空機の貨物室にてお預かりいたします。つえまたはクラッチづえについては、客室の収納スペースに収まれば、長さの上限に制約はございません。

エアバスA330およびA350型機で運航する米国発着の直行便では、客室内に折りたたみ式手動車いす1台を持ち込める場合がございます。これは先着順でのご利用となります。利用状況につきましては、搭乗ゲートのスタッフにお問い合わせください。

客室内で利用できる車いす

客室内で利用できる車いすは、エアバスA330およびA350型機で運航する全便に装備されており、ご搭乗中、お座席から化粧室への移動にご利用いただけます。これらの航空機種には、車いすを収容できるやや大きめの化粧室も1カ所ございます。

エアバスA321、A320、A319型機によるフィンエアー運航便でも、事前にリクエストをいただいた場合のみ、客室用車いすをご利用いただけます。これらのフライトで使用可能な客室用車いす(WCOB)は、出発時刻の48時間前までに、スペシャルアシスタンスフォームの「追加情報」欄にその内容を記入してリクエストすることができます。

客室乗務員がお客様のお手元に車いすをお持ちし、必要に応じて化粧室のドアまでご案内いたします。ただし、車いすへの乗り降りについては、ご自分で、または介添えの方の助けを借りて行ってください。

リフトチェア

ビジネスクラスシートへの移動をサポートするableSlingリフトチェア1基が、エアバスA330およびA350型機全てに装備されています。ableSlingは、ご搭乗中いつでもご利用いただけます。リクエストに応じて客室乗務員がableSlingの使い方についてご説明しますが、それを使用するには介添えの方の支援が必要です。また、ご自分のリフトチェアもご持参いただけます。その場合、事前のご連絡は必要ありません。

座席補助具

シートベルトサインが点灯した際には、必ずシートベルトを締めてご着席いただくことが求められます。シートベルトサインは長時間点灯する場合があり、時にはご搭乗中ずっと点灯している場合もございます。予めご了承ください。

医療上必要な場合は、ご搭乗中にご自分専用のサポートハーネスまたは特別シートをご利用いただけます。お持ちの補助具の使い方については、介添えの方に周知願います。ハーネスまたはシートは、航空機での使用が認められた安全な器具である必要があります。出発時刻の48時間前までに、スペシャルアシスタンスフォームを通じ、お持ちの補助具の適合性をご確認ください。事前のご連絡で承認される安全な器具は、以下の通りです。

  • AMSAFE CARES チャイルドエイヴィエーション リストレインシステム ハーネス
  • Firefly GoTo サポートシート
  • Crelling ハーネスモデル 27 ハーネス

フライトの後で

着陸後、空港の介助サービス係員が、空港の車いすまたはお客様の移動補助器具を携えお迎えに上がります。これは、移動補助器具をお預かりした時間によって異なります。空港のレイアウトによっては、到着ゲートへの移動補助器具の配送が遅れたり、フライト後に再検査が必要になったりする場合があります。そのためお客様への補助器具の返却が遅れる恐れがございます。なるべく早くお客様にお届けできるよう最善を尽くします。

乗り継ぎ便

乗り継ぎ便をご利用になり、かつサポートをリクエストされたお客様には、空港係員が航空機にてお客様をお迎えし、次の出発ゲートまでご案内いたします。お客様の車いすの配送に時間を要する場合があるため、乗り継ぎ時間が短い場合は、可能であれば、空港備え付けの車いすをご利用いただくことをお勧めしています。

医療機器の携行

CPAP装置その他の呼吸補助装置など、必要な医療機器は、通常の機内持込許容量とは別に、機内にお持ち込みいただけます。これは必須の医療機器のみを対象とした特別許容量であり、追加手荷物の対象外です。

CPAP装置

ご搭乗中にCPAP装置の使用が必要なお客様は、フライト出発時刻の48時間前までにスペシャルアシスタンスフォームを通じてご連絡願います。それ以外は、事前のご連絡は必要ありません。

個人用酸素濃縮器(POC)

個人用酸素濃縮器(POC)をご利用のお客様は、出発時刻の48時間前までに、MEDIFフォームを通じて医療クリアランスを取得する必要があります。MEDIFフォームに関する追加情報をご覧ください

その他の呼吸補助装置

人工呼吸器やBiPAPなど、その他の呼吸補助装置を使用するお客様は、フライト出発時刻の48時間前までにスペシャルアシスタンスフォームを通じてご連絡願います。また、MEDIFフォームで医療クリアランスが必要になる場合がございます。

その他の医療機器

ご搭乗中に他の機器の使用が必要なお客様は、フライト出発時刻の48時間前までにスペシャルアシスタンスフォームを通じてご連絡願います。それ以外は、事前のご連絡は必要ありません。

医療機器のサイズ上限

客室内に持ち込める医療機器の寸法上限は、55×40×23cm(長さ×幅×高さ)、重量上限は12kgです。お持ちの機器がこれらの上限を超える場合や客室の収納スペースが満杯の場合には、追加料金なしで航空機の貨物室にてお預かりいたします。

ご搭乗中の医療機器の使用

インバーター

ご搭乗中に電源を要する医療機器を使用する場合には、インバーター機能を搭載した座席が必要になります。長距離便およびエアバスA330、A350型機で運航するカナリア諸島行きフライトでは、インバーター搭載の座席をご利用いただけます。申し訳ございませんが、これらの座席は数に限りがあるため、空席状況を確約することはできません。スペシャルアシスタンスフォームの処理が完了した時点で、空席状況が確定します。

電源

ご搭乗中、電力の供給は保証できません。そのため必要に応じて、ご搭乗中は機器を使用できなくても何とか乗り切れる手立てを講じてください。

電池

医療機器が電池式の場合は、フライト出発時刻の48時間前までにご連絡願います。そうすることで、ご搭乗中も電池を安全に輸送することができます。電池式人工呼吸器を使用するお客様は、少なくとも予定飛行時間の150%(乗り継ぎ便をご利用の場合はその時間も含む)をカバーできる予備電池をご用意ください。

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