複数の航空会社を利用する場合の手荷物規定 | フィンエアー
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複数の航空会社を利用する場合の手荷物許容量

次回のご予約には、複数の航空会社便をご利用の予定ですか? いわゆる乗り継ぎの旅の場合には、最重要航空会社がどの航空会社かによって、受託手荷物許容量が異なります。

複数の航空会社を利用してご搭乗いただく場合の手荷物量の決定方法は、以下のとおりです。

  1. ご搭乗における最重要航空会社を特定してください。これは、ご搭乗いただく飛行ルートによって異なります。
  2. 最重要航空会社の手荷物規定をご確認の上で、それに従っていただくようお願いいたします。
  3. 最重要航空会社は、空港で手荷物を受け取る度に変更となる場合があることにご注意ください。例えば、往復旅行の場合でも、行き帰りそれぞれで異なる場合があります。

航空券には、常に正しい許容量が記載されることになっています。不明の場合は、航空券に記載された便名の航空会社(例:AY1331のようにAYで始まる便名はフィンエアー)または空港にてご確認ください。

最重要航空会社 (MSC) とは?

最重要航空会社とは、IATA(国際航空運送協会)が定める特例に基づいて手荷物規定を適用する航空会社です。 

最重要航空会社の受託手荷物規定は、チェックインした手荷物が目的地に到着するまで適用されます。場所はお客様が手荷物を受け取られる空港であり、手荷物タグに記載されています。

許容量を超える場合や、特殊手荷物に加えて追加手荷物をお預けいただく場合は、ページ下部に記載している情報をご確認ください。

IATAエリアの各境界を示す世界地図(1. 南北アメリカ、2. ヨーロッパおよびアフリカ、3. アジアおよびオセアニア)

IATAエリアが規定する最重要航空会社 (MSC)

最重要航空会社は、IATA(国際航空運送協会)が決定した地理的エリアに基づき規定されています。

IATAでは、世界を3つのエリアに分けています。

  • エリア1:北米、南米、中米およびハワイ。
  • エリア2:ヨーロッパ、アフリカおよび中東。
  • エリア3:アジア、グアムおよびオセアニア。

最重要航空会社を特定*

IATAエリアを越えて別のエリアに向かう場合

ご搭乗便がIATAエリアを越えて別のエリアに向かう場合、最初にIATAエリア間の境界を通過する航空会社が最重要航空会社となり、手荷物を受け取る目的地に到着するまでの間は、同航空会社の手荷物規定が適用されます。

1つのIATAエリア内にある大陸を越える場合

ご搭乗便が同じIATAエリア内にある別の大陸に向かう場合、最初に大陸の境界を通過する航空会社が最重要航空会社となり、手荷物を受け取る目的地に到着するまでの間は、同航空会社の手荷物規定が適用されます。

ご搭乗便が国境のみを越えるフライトの場合

ご搭乗便が大陸またはIATAエリアの境界を越えない場合、最初に国境を通過する航空会社が最重要航空会社となり、手荷物を受け取る目的地に到着するまでの間、同航空会社の手荷物規定が適用されます。

* 全航空会社がこの規制内容に従う訳ではなく、手荷物に関する独自のポリシーを設け、それが使用される場合があります。そのため、ご搭乗に際しては、最も制限の厳しい航空会社のポリシーに従うことにより、予想外のトラブルを避けることが推奨されます。

例外:米国またはカナダ発着便をご利用の場合

米国またはカナダ発着便をご利用の場合、手荷物を受け取る途中降機空港にかかわらず、最初の販売航空会社(航空券に記載されている便名の航空会社)の手荷物規定全旅程に適用されます。この航空会社は、最重要販売航空会社と呼ばれています。

ただし、最初の航空会社として航空券に記載されている航空会社は、手荷物規定を別の航空会社に移し替えることが可能で、その場合は、別会社のポリシーが旅程全体に適用されます。そのため、航空券にフィンエアーを示すAYの便名が記載されている場合でも、すべてのケースでフィンエアーの手荷物規定が適用される訳ではありません。

航空券に記載された手荷物許容量を常に確認できます。

 

航空数社を使用するフライト事例

フライトセグメントIATAエリア販売航空会社運航航空会社
ベルリン-ヘルシンキエリア2にある大陸内に留まる場合フィンエアーフィンエアー
ヘルシンキ-香港IATAの境界を越え、エリア2からエリア3に向かう場合フィンエアーフィンエアー
香港-シドニーエリア3内にある大陸の境界を越える場合フィンエアーキャセイパシフィック航空

この事例では、ヘルシンキ発香港行きのフライトがIATAエリアの境界を越え、この便の販売航空会社はフィンエアーとなります。

したがって、フィンエアーが最重要航空会社と見なされ、フィンエアーの手荷物規定が航空券に記載された手荷物許容量となります。 

フライトセグメントIATAエリア販売航空会社運航航空会社
ヘルシンキ-ドーハエリア2内にある大陸の境界を越える場合フィンエアーフィンエアー
ドーハ-ケープタウンエリア2内にある大陸の境界を越える場合フィンエアーカタール航空
24時間を超える途中降機
ケープタウン-フランクフルトエリア2内にある大陸の境界を越える場合ルフトハンザドイツ航空ルフトハンザドイツ航空
フランクフルト-ヘルシンキエリア2にある大陸内に留まる場合ルフトハンザドイツ航空フィンエアー

この事例では、ヘルシンキからケープタウンへ向かう途中で、ヘルシンキ発ドーハ行きのフライトが最初に大陸の境界を通過し、この便の販売航空会社はフィンエアーです。そのため、フィンエアーがケープタウンまでの最重要航空会社と見なされます。ケープタウンでは24時間超の途中降機があり、ここで手荷物を受け取ります。

ケープタウン発フランクフルト着の復路便については、大陸の境界を最初に越えるのは、ルフトハンザ販売便となります。したがって、ルフトハンザドイツ航空が最重要航空会社と見なされ、ルフトハンザの手荷物許容量がケープタウン発ヘルシンキ行きの復路便に適用されます。 

フライトセグメントIATAエリア販売航空会社運航航空会社
ロンドン-ヘルシンキエリア2にある大陸内に留まる場合ブリティッシュ・エアウェイズブリティッシュ・エアウェイズ
ヘルシンキ-アテネエリア2にある大陸内に留まる場合ブリティッシュ・エアウェイズフィンエアー

この事例では、全旅程が同じIATAエリアおよび大陸内に留まります。

初めて国境を越えるのはロンドン発ヘルシンキ行きのフライトで、この便の販売航空会社はブリティッシュ・エアウェイズとなります。したがって、ブリティッシュ・エアウェイズが最重要航空会社と見なされ、同社の手荷物規定が航空券に記載された手荷物許容量となります。 

フライトセグメントIATAエリア販売航空会社運航航空会社
ドバイ-ヘルシンキエリア2内にある大陸の境界を越える場合フィンエアーフィンエアー
ヘルシンキ-ロンドンエリア2にある大陸内に留まる場合フィンエアーブリティッシュ・エアウェイズ
24時間を超える途中降機
ロンドン-ニューヨークIATAの境界を越えエリア2からエリア1に向かう場合アメリカン航空アメリカン航空

この事例は米国行きのフライトであるため、一般的な規則は適用されません。代わって、航空券に最初に記載された航空会社が手荷物規定を定めます。そのため、途中降機を伴う場合も、全旅程でフィンエアーの手荷物規定が適用されます。 

この規定は受託手荷物にのみ適用される点にご注意ください。機内持込手荷物許容量は通常、運航航空会社によって決定されます。そのため、お客様は、各航空会社の機内持込手荷物に関する規定をご確認の上で、それに従っていただく必要があります。 

乗り継ぎの旅における追加手荷物、特殊手荷物および機内持込手荷物

最重要航空会社の規定のみが、航空券料金に含まれる通常の受託手荷物許容量を決定します。これは、運航航空会社が通常規定している機内持込手荷物許容量には影響を及ぼしません

航空券料金に含まれる手荷物より多くのお荷物をお預けになる場合、最初に手荷物をお預けになる航空会社が追加手荷物手数料を徴収します。この航空会社がIATA最重要航空会社ポリシーに従っている場合には、最重要航空会社の手数料が適用されます。ただし、この航空会社がIATAのポリシーに従わない場合は、それに代わり同社独自のポリシーと手数料が適用されます。フィンエアーが最重要航空会社の場合は、空港で徴収される手荷物手数料をご確認ください。

スポーツ用品や大型楽器などの特殊手荷物については、通常は運航航空会社の規定および追加料金が適用されます。

ほとんどの場合、乗り継ぎの旅における追加手荷物料金または特殊手荷物料金は、空港でのお支払いが必要になります。前払いはできません。

空港での予想外のトラブルを避けるため、運航航空会社および販売航空会社双方のポリシーをご確認いただき、料金のお支払いに備えていただくようお勧めします。 

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