ヘルシンキの夏の魅力を発見する5つの方法
夏の間、ヘルシンキは最も盛り上がります。北国の夏は短く甘美な時期かもしれません。それ以上に、この季節はイベントや地元のおいしい料理、幸せな人々で溢れかえります。緑豊かな地域は、ピクニックや人生をエンジョイする人々で一杯になります。誰もがバルト海のビーチに誘われて、海の風景を求め、陽光あふれる長い夏の日を最大限に楽しみます。
日が長くなるにつれ、ヘルシンキは息を吹き返します。フィンエアーでは、フィンランドの首都の魅力を発見し、夏の訪問を最大限に生かす5つの方法を挙げてみました。
1. 誰もが楽しめるイベント
ヘルシンキが暖かい季節を迎えると、数え切れないほどのイベントが開催されます。5月1日には、ヘルシンキの住民たちが、子どもたちからお年寄りまでカイヴォプイスト公園やその周辺に集まり、ヴァップを祝いながら、年間最大となるピクニックを催します。白い角帽をかぶる人や、カラフルな服と奇妙なサングラスを着ける人、風船を持った子どもや大人があちこちに現れ、誰もがすてきな気分に酔いしれます。
6月12日のヘルシンキデーには、ヘルシンキ市制誕生を祝うイベントが開催され、音楽演奏会や舞台芸術、ガイド付きツアーなど、市内全域で催される各種イベントに無料で参加できます。8月上旬には、都会の音楽と芸術の祭典として有名なフローフェスティバルが開催されます。さらに夏の間は、独特な雰囲気が漂う海辺のアラス・シー・プールで、フィンランドのアーティスト活動を目にすることができます。
夏至祭であるユハンヌスは、フィンランドの人々に最も愛されている休日のひとつで、ほとんどのフィンランド人が友人や家族と一緒に夏のコテージで過ごします。年間で最も日が長いこの時期は大切にされ、夏の食べ物や夏至のおまじない、サウナやかがり火などの伝統が守られています。この週末は、ヘルシンキ市内はもぬけの殻になったように感じるかもしれません。一方、セウラサーリ島の野外ミュージアムが開催する夏至のイベントでは、フィンランドの夏至の魔法を体験できます。
2024年8月15日にはアートの夕べ、taiteiden yöが開催され、ヘルシンキフェスティバルの口火が切られます。ヘルシンキフェスティバルの期間中、各種の都市型イベントとともに、クラシックや世界の音楽、演劇、ダンス、サーカス、ビジュアルアートなど、数々の興味深いアートパフォーマンスが楽しめます。このフェスティバルは、誰もが楽しめることを目的にしています。
ランニングに関心があり、ヘルシンキをもっと知りたいという方は、5月のヘルシンキ・ランニングデーや、8月のBMWヘルシンキマラソンに参加してみてはいかがでしょう。楽しいランニングイベント、ミッドナイトラン・ヘルシンキは9月に開催され、暗くなってからスタートします。
2. 地元ならではのごちそう
初めて出会う街の魅力を見つける基本的な方法は、食べ物にまつわるシーンを知ることでしょう。まずは、海辺のヘルシンキ・マーケットスクエアへ向かいましょう。季節折々のフィンランド産ベリーやフルーツ、野菜、キノコが手に入ります。甘みたっぷりのフィンランド産イチゴや、寒い日には暖かなテントで、ホットコーヒーと焼きたてのシナモンバンズを召し上がれ。マーケットスクエアでは、サーモンスープやカレリアパイ、ミートパイなど、必ずフィンランドの美食が見つかります。
ヘルシンキでは夏の時期、アイスクリームキオスクも数多く出店します。コーンやカップに入ったお気に入りの味をお選びください。ただし、お腹をへらしたアイスクリーム好きのカモメには注意が必要です。ヘルシンキ・アイスクリームファクトリー、Helsingin Jäätelötehdasは、1922年に創業して以来、100年以上にわたっておいしいアイスクリームを作り続けてきました。
地元のレストランやバー、カフェの多くは、屋外席を備えているため、晴れた日には野外でお食事を楽しめます。メニューには新鮮な夏の味覚が満載。島のレストランをお選びいただくと、海の絶景を楽しみながらお食事を堪能できます。例えば、MerisatamanrantaからSkiffer Liuskaluotoまで5分で行くフェリーに乗って、スペシャルフラットピザを味わったり、トーロ周辺にある心地良くかわいい赤いコテージ、カフェレガッタに足を運んで、美食を試してみたりしてはいかがでしょう。
3. たくさんの公園やビーチ
ヘルシンキに暮らす人々は、長い冬の季節が終わると、できるだけ多くの時間を野外で過ごしたいと考えます。彼らに従って、ヘルシンキにある数多くの緑地でピクニックを楽しみましょう。ヘルシンキの中心にあるエスプラナーディ公園は、恐らく最も人気が高く、人間観察をしたり、夏の暖かな陽光を楽しんだりする上で最適な場所となっています。
海岸沿いの都市、ヘルシンキには、夏の暑い日々もくつろげる数多くの素晴らしいビーチがあるほか、海辺の涼風そよぐたくさんの島々が観光客を待ち受けています。多くの島々へはフェリーで渡れます。中には橋を渡ったりクルーズ船を使ったりして行ける島もあり、海に恵まれたヘルシンキの魅力を発見できます。ユネスコ世界遺産でもある貴重な文化財、スオメンリンナ島の要塞はぜひお見逃しなく。ここへはマーケットスクエアからフェリーで渡れます。
もちろん、市内にある数多くのパブリックサウナのひとつを試さないまま、ヘルシンキでの滞在を終えることはできません。バルト海に浸かって身体を冷やした後に暖まるのも手軽な方法です!
4. その他の夏の観光スポット
ヘルシンキには美しい建築物が建ち並び、ネオクラシックのシンメトリーから魅力あふれるアールヌーボー、コンテンポラリーエレガンスまで、近郊のあちこちで建築美を鑑賞できます。フィンランドの首都を最もよく象徴する建築物は、恐らく1852年に完成したヘルシンキ大聖堂でしょう。ここは元老院広場を訪れた際に立ち寄れます。もうひとつのとても特別な観光地、それはテンペリアウキオ教会で、固い岩盤をくりぬいて造られているため、ここは「岩の教会」とも呼ばれます。運が良ければ、夏の土曜日に行われる結婚式を目にすることもできます。
リンナンマキ遊園地は、最高の面白さと無限の興奮を味わえる場所。ヘルシンキのAlppila地区に位置するリンナンマキは、1950年にオープンしたフィンランドで最も古く一番人気のある遊園地です。この遊園地を象徴する木製のジェットコースターに乗ってみましょう。海抜60メートルのRakettiの高台からヘルシンキの風景を垣間見ることもできます。
動物好きの方は、150種を超える動物を観察できる動物の島、コルケアサーリ動物園へ向かいましょう。1889年に設立されたコルケアサーリは、さまざまな種の棲息地の保全、生物多様性と絶滅危惧種の保護を目的として、重要な業務をこなす世界最古の動物園のひとつです。
5. おみやげを買い求める
夏のヘルシンキでおみやげをお探しの方は、フィンエアーのヘルシンキ特産品ショッピングガイドをぜひご覧ください。地元の手工芸品を見つけるなら、ヘルシンキ・マーケットスクエアが最適です。他では見られない木製品やアート作品、手編みウールソックスなど、ヘルシンキの旅の思い出になる特別な品々が並びます。
地元のフリーマーケットや中古品販売店でお宝を見つけるのも、夏のお楽しみ。大きな野外マーケット、Hietsun kirppisは、ヒエタラハティ・マーケットホールに隣接しており、夏の週末に開設されます。人気のリラブ中古品販売店は毎日営業しています。