新しいアランヤ・ガジバシャ空港は、トルコの南部沿岸地方とそこに多数あるビーチリゾートへの拠点となります。アランヤは、より有名なアンタルヤにあり、トロス山脈と地中海に挟まれた小さな半島に建設された街です。何世紀にも渡って戦いの場となり、現代的な街並みの中に豊かな歴史をたたえ、旅行者を魅了する多くの博物館があります。考古博物館で西暦200年ごろのヘラクレスの銅像を鑑賞したり、民族学博物館でトロス山脈付近のトルコの地方文化に関する展示を見学してはいかがでしょうか。

知識欲旺盛な方には、博物館以外に名所探訪がおすすめです。全長6.5kmにおよぶ城壁で囲まれたアランヤ城は、13世紀のセルジュク朝時代に建造され、海抜わずか250メートルのところに位置します。その他のセルジュク朝時代の建築物には、赤い塔を意味するクズル・クレがあります。この港にそびえる八角形の塔は、13世紀以来軍事目的で使用されました。自然の名所に興味がある方には、ダムラタシュ洞窟や海賊が使用した洞窟など街の周辺にあるいくつもの洞窟や、ピクニックのできる魅力的な場所であり、通年で清冽な水が流れるディム川がおすすめです。

もちろん、アランヤは、厳しい基準のブルーフラッグ認証を取得した美しいビーチでも有名です。街は白砂のビーチに囲まれ、そのほとんどが無料で楽しめます。さまざまなウォータースポーツ設備が整えられているクレオパトラビーチを満喫したり、街の中心地の東側にあるポルタカル（オバ）ビーチでウィンドサーフィンを試してみるのも一興です。