空港混雑への対応策

スムーズな旅の体験は、多くの要素が集まった結果として生まれます。お客様の旅程は、航空会社のサービスに加え、空港サービスや地上サービスの提供者など、数多くの航空交通事業者の影響を受けます。航空交通事業者の中には、新型コロナウイルスが蔓延した時期にスタッフを解雇せざるを得ず、その後空の旅の回復に合わせて、スタッフを募集し訓練することができなかった企業も見受けられます。現在もいくつかの航空交通事業者は労働力不足に苦しんでおり、それが空港における混雑という形で現れています。例えば、保安管理担当スタッフの不足が世界各地で発生しています。

空港における混雑はフライトの遅延を引き起こし、さまざまな形でお客様の目に触れることになります。航空機が空港に着陸した際には、搭乗または降機のための旅客用ブリッジもしくは昇降装置搭載トラックが必要です。ご搭乗機が予定より遅れて空港に到着した場合、これらの業務を担当するスタッフが別の便への対応に追われている恐れがあり、その場合はお待ちいただくことになるかも知れません。

前のお客様が降機した後、次の出発に向け、客室内の清掃およびケータリングアイテムの変更を行います。航空機に燃料を補給して手荷物および貨物を処理し、改めて機内に手荷物を積載します。空港の地上サービススタッフが不足している場合には、これらの業務にさらなる時間を要します。

航空管制では、各フライトが離陸できるよう一定の時間制限を設けています。お客様をお待ちする時間や積荷の遅延などにより、ご搭乗便の出発がこの時間制限を超え遅れた場合、新たな出発時間の設定が必要になるため、しばらくお待ちいただかざるを得ないこともございます。

旅行繁忙期のご搭乗を円滑に進めるためのヒント

• 最新の渡航処理手順および要件については、旅行要件のページをご覧いただき、必要となる渡航書類をご確認ください。 
• 予約の管理サービスで、お客様の連絡先情報を常に最新の状態に保ってください。これが、発生し得るフライトの変更に関する情報を受け取るための方法となります。 
• フィンエアーでは、空港到着に先立ち、ウェブサイトまたはモバイルアプリを使用したチェックインをおすすめしています。チェックインは、ご出発の36時間前から可能です。 
• 手荷物は少なくしましょう。機内持ち込み手荷物のみの場合は、手荷物の預け入れカウンターで列に並ぶ必要はありません。医薬品など最も大切なものは常に携行し、機内にお持ち込みください。手荷物の軽量化のヒントについてはこちらをご覧ください。
• 残念ながら国によっては、混雑のあまり、空港で受託手荷物が残されたままとなってしまう恐れがあります。バッグの外部と内部の両方にネームタグをお付けいただくことで、航空会社がいち早くバッグを発見し、後からお客様にお届けできるようになります。
• サービスデスクおよびセキュリティチェックの両方で列に並ぶ恐れもあるため、遅くともご出発の2～3時間前までには空港にお越しください。空港のウェブサイトで、到着時間に関するご案内をご確認ください。
• 列に並んで待つ心積もりでお越しください。オーディオブックや音楽を聴いたり、ちょっとした軽食やボトル入りの水を用意したりすることで、待ち時間を快適にお過ごしいただけます。

フィンエアーでは、常にフライトの出発時刻を守るよう努めています。それは、お客様は乗り継ぎを控え、乗務員には作業時間の制限が設けられ、次に向けたフライトの準備も必要になるためです。以上の理由から、出発便は未着のお客様を長時間待つことはできません。ご搭乗便に乗り遅れたお客様の手荷物が貨物室預かりになっている場合、その手荷物は出発前に取り除かれます。

空港が混雑しているためご搭乗便に乗り遅れた場合でも、航空会社はお客様にご搭乗便を新たに手配する義務を負いません。お客様は、たとえ空港で困難な状況に陥った場合でも、常時フライトの定時運航に対する責任を担います。フィンエアーのClassicまたはFlex航空券をお持ちのお客様は、ご出発前にご搭乗日の変更が可能です。それは例えば、空港における混雑のため、ご搭乗便に間に合わないことが想定される場合などです。

予約の管理サービスを使えば、オンラインでご搭乗便の変更または再予約が可能です。すでにチェックインをお済ませのお客様は、まずチェックインのキャンセルが必要になるため、フィンエアーのカスタマーケアのみを通じて変更してください。Light航空券でご搭乗の場合は、ご搭乗便の変更はできません。そのため乗り遅れた場合は、航空券の新規購入が必要になります。